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編集者bsj

国総研、土研:建設DX実験フィールドの運用開始・民間にも開放

By | 建設通信新聞 | No Comments

国土技術政策総合研究所と土木研究所は28日、茨城県つくば市に整備してきた「建設DX実験フィールド」の運用を始めた。国土交通省が推進するインフラDX(デジタルトランスフォーメーション)の中核拠点の1つ。一部施設を民間企業にも開放するなどして、産学官の技術開発を促す。

設備BIMセミナー

By | イベント, セミナー, 委員会, 未分類 | No Comments

設備BIMセミナー

令和2年度、国土交通省によるBIMガイドラインが策定されました。建築構造設備の環境で出来ること(建築確認申請や耐火性能検証示など)が明示されているものの、有効な使い方が周知されていないという課題も浮彫りになりました。

buildingSMART Japan設備環境小委員会では、これらの課題を少しでも解決すべく、日々活動しています。本セミナーでは、BIMガイドラインと実業務との関連性や、有効活用できる設備IFC(オープンファイル形式)について、専門家による講演形式のセミナーで解説し、設備BIMの価値創造力の訴求を目的としています。

開催日時 2021年7月1日(木) 13:30~17:05
会 場 オンライン開催(ZOOM)
※本セミナーはオンライン配信のみ(会場開催なし)で実施いたします。
※お申込みいただいた後、開催1時間前までに視聴用URLとパスワードをお送りします。
定 員 200名
対 象 設備BIMの可能性を追求し、業務適用をお考えの方
参加費 無料
主 催 一般社団法人buildingSMART Japan 設備環境小委員会
共 催
後 援 アメリカ建築家協会日本支部 (AIA Japan)、公益社団法人空気調和・衛生工学会、
一般社団法人建築設備技術者協会、一般財団法人 建築保全センター・BIMライブラリ技術研究組合、
合同会社スパーポイントリサーチ、特定非営利活動法人設備システム研究会、
一般社団法人日本空調衛生工事業協会、公益社団法人日本建築家協会、
公益社団法人日本建築士会連合会、一般社団法人日本建築士事務所協会連合会、
公益社団法人日本建築積算協会公益社団法人日本ファシリティマネジメント協会、
公益社団法人ロングライフビル推進協会

 

プログラム

13:30~13:35
   開会挨拶 一般社団法人buildingSMART Japan
代表理事 山下 純一
13:35~14:00
【基調講演】
建築BIM推進会議の検討状況と今後について
国土交通省で立ち上げた「建築BIM推進会議」における議論の経過や最新の検討状況、成果物、今後の方向性について(特に令和2年度のモデル事業の成果や、令和3年度のモデル事業の採択状況、令和3年度の建築BIM推進会議の議題について)
国土交通省 住宅局
課長補佐 田伏 翔一
14:00~14:25
「電気設計におけるIFC等BIM活用」

設備設計におけるBIMは、空間調整や可視化といったものからBIMモデルを解析や計算、図面などとの連動と多くのことが求めらるようになってきている。意匠や構造とのモデル連携も必須であり、BIMツールも異なる場合もある。本例では設備設計におけるBIM活用と、どのようなシーンでIFCが活用されているかを紹介する。

株式会社日建設計
エンジニアリング部門
設備設計グループ
BIMエンジニア 吉永 修
14:25~14:50
空間と設備 スペースと設備を構成するもの
IfcSpace(物理的または論理的に区切られた領域などを表現)”や”IfcZone(同一の役割を持つ領域の集合体を表現)”では表現しきれなかった「特定の役割を持つ領域を表現する」ものとして、”IfcSpatialZone”がIFC4から追加された。本講演では、”IfcSpatialZone”の概要、bSIのプロジェクトにおける取組み内容および活用案について紹介する。
新菱冷熱工業株式会社
技術統括本部 中央研究所
専任課長 山本 誠
14:50~15:15
オブジェクト標準とIFC4によるストックデータ整備に向けて ~意構設連携を見据えて~
Space2019年に設置された建築BIM推進会議から2年が経過し、標準化の取り組みは待ったなしの状況にある。BIMライブラリ技術研究組合で進めているオブジェクト標準の整備状況に触れた上で、RevitUserGroupでのネイティブデータによるユーザーニーズ具現化や意構設連携について紹介し、今後目指すべきIFC4等によるストックデータ整備に向けた考え方をお話しする。
株式会社日本設計
プロジェクト管理部 BIM室長
吉原 和正
15:15~15:40
IFC4で広げる建築設備設計
BIMの国際標準であるIFC4に基づいて、空調ダクトシステムにおける設備要素のIFCデータ構成、属性情報及びシステムの解析手順を説明する。また、開発したPython-ifcExlporerをデモしながら、IFC4形式のBIMデータ及びつなぎ情報の確認方法を説明する。さらに、設備設計におけるIFCの活用事例も紹介する。
東北工業大学 建築学部 建築学科
准教授
許 雷(Xu Lei)
15:40~16:05
スマートシティへのIFC活用へ向けて:IFCとIoTデータモデル連携の可能性
スマートシティ実現に必要となる都市OSデジタルアセット構築において、恒久性と拡張性が求められる都市空間情報としてIFCの役割が重要となる。都市OSにおける都市活動情報としてのIoTプラットフォームのデータモデルと、設備情報を含む建物・都市空間データモデルとしてのIFCとの連携の可能性について、bSJ技術連携委員会のスマートシティWGの活動を中心に報告を行う。
鹿島建設株式会社
建築管理本部 BIM推進室
次長 足達 嘉信
16:05~16:30
bSJにおける設備分野の検定
bSJが最初に実施した2014年から設備のIFC検定は延12社が受検しており、検定参加ベンダーのIFC入出力機能の品質向上に貢献してきた。形状主体のデータ交換から属性情報交換の重要性が増している現状では、データ交換の取り決めへの対応度が高いことがIFC活用の普及に益々重要になる。
今回は、設備分野での検定の実績と今年度より開始した新たな実施内容について紹介する。
高砂熱学工業株式会社
DX推進本部 DX推進部
BIM開発室
今野 一富
16:30~16:55
設備BIMにおける属性データ利用の現状と課題
最近のBIMに関する技術動向として、属性データを利用した建築プロセスの効率化への取り組みが注目されています。本発表では、設備工事分野におけるIFCデータの活用について概観し、積算に関する部分について深堀りします。bSJ設備環境小委員会では、IFCデータ活用の現状とあるべき姿のギャップをどのように解決していくのか、説明させていただきます。
須賀工業株式会社
業務本部 計画推進部
副参事 向来 信
16:55~17:00
IFCデータ活用の展開
トランスコスモス株式会社
営業統括 営業戦略本部
副本部長 島田 貴郎
17:00~17:05
閉会挨拶 bSJ設備環境小委員会副委員長 山口 正明(ダイテック)

 

登壇者

田伏  翔一
国土交通省 住宅局建築指導課課長補佐
 
2008年東京大学工学部都市工学科卒業。同年4月国土交通省入省。
同省住宅局市街地建築課課長補佐、内閣府地方創生推進事務局参事官補佐を経て現職。
吉永  修
株式会社日建設計 BIMエンジニア
 
1972年高知県に生まれ。2000年に日建設計グループ入社(現日建設計)。設備設計グループにてCAD運用マネジメント、システムプログラムの開発に携わる。2009年ころより設備設計でのBIM立ち上げを行い、現在はBIMプロジェクトマネージメントやモデルルールの策定、技術開発、プロジェクトマネジメントに従事。
山本  誠
新菱冷熱工業株式会社  技術統括本部中央研究所  専任課長
 
中央研究所にて、モジュール工法などの施工技術・空調設備のエネルギーシステムの研究開発に従事後、BIMやAI・IoT技術を活用した業務効率化などに関連する研究開発に従事。
吉原  和正
株式会社日本設計 プロジェクト管理部BIM室長
 
2013年に某スタジアムでBIMプロジェクトに携わった後、BIMライブラリ技術研究組合の設備部会副部会長などで国内のBIM標準化に向けて活動中。2020年からはRevit User Groupの会長も務めている。社内では、2015年に環境・設備設計群とBIM室を兼務、2021年4月からはプロジェクト管理部BIM室長として全社のBIM推進に携わり、「次世代デジタル基盤構想」の実現に向けて推進中。
許  雷 (Xu Lei)
東北工業大学 建築学部 建築学科 准教授
2003年4月~2007年3月 早稲田大学理工学総合研究センター助手・講師
2007年4月~20011年3月 東北工業大学工学部建築学科専任講師
2011年4月~2020年3月 東北工業大学工学部建築学科准教授
2020年4月~現在 東北工業大学建築学部建築学科准教授
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足達  嘉信
鹿島建設株式会社 建築管理本部 BIM推進室 次長
 
セコム株式会社 IS研究所にて、人工知能、空間情報の研究に従事。bSIにてIFC策定に関わる。
2001 ~ 02 年フィンランド国立技術研究センター(VTT)客員研究員、現在、鹿島建設株式会社にてBIM-IT、スマートシティなどの業務を推進中。
一般社団法人buildingSMART Japan 理事・技術連携委員会委員長,buildingSMART Fellow
今野一富
高砂熱学工業株式会社 DX推進本部 DX推進部 BIM開発室
 
施工管理、設計部門での業務ののち、CADや技術計算ソフト開発・技術系ソフトの社内展開を行ってきた。現在は、BIMを構成するソフト間のIFCなどでの連携開発、VR・MRの活用・普及に携わっている。bSJ(IAI)設立時には設備・FM分科会(当時)初代リーダーとして初期のIFC仕様検討などを行った。現在も設備環境小委員会で活動を継続している。
向来 信
須賀工業株式会社 業務本部 計画推進部 副参事
 
1986年に須賀工業へ入社。技術研究所に配属され、技術計算・CAD・配管加工などのシステム開発に従事。その後、CADセンターなどの部署を経て、現在は、本社業務本部計画推進部に所属。1999年より、buildingSMARTJapanの前身であるIAI日本支部に参加。設備分野におけるIFCの活用・普及を促進してきた。また、NPO法人設備システム研究会において、ITC及びBIMを推進する活動に参加している。
島田貴郎
トランスコスモス株式会社 営業統括 営業戦略本部 副本部長
 
1988年にトランスコスモスへ入社。CAD開発部に配属され、技術計算・CADなどのシステム開発に従事。その後、エンジニアリング営業本部を経て、現在は、営業戦略本部に所属し、BPOサービスの営業戦略立案・実行を推進。2016年より、buildingSMARTJapanの前身であるIAI日本支部に参加。設備分野におけるIFCの活用・普及の促進活動に参加している。

 

お申込み

お預かりした個人情報は弊団体のプライバシーポリシーに基づき管理・運用されます。第三者に共有、販売、提供などは行なわれません。弊団体および共催企業の取扱いサービスに関連するニュースやトレーニング、各種イベント・セミナーのご案内などをお送りさせていただく場合がございます。

一般社団法人buildingSMART Japan

お問合せ

お問い合わせは下記までお願いいたします。
bSJ設備BIMセミナー事務局:info@building-smart.jp
担当:利光・神山

 

 

bSJ:設備BIMセミナーを7月1日開催

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ビルディングスマート・ジャパン(山下純一代表理事、bSJ)の設備環境小委員会は、設備BIMの最新動向を解説するオンラインセミナーを7月1日に開く。導入環境やIFCデータ活用のポイントとともに最新事例も紹介する。
 セミナーでは国土交通省住宅局建築指導課の田伏翔一課長補佐が建築BIM推進会議の検討状況について説明するほか、最新事例として日建設計、日本設計、鹿島、新菱冷熱工業、高砂熱学工業、須賀工業、トランスコスモスなどの担当者が登壇する。参加は無料。定員は200人。bSJホームページから申し込める。

北陸整備局:利賀ダム・統合CIMを構築・検討業務、7月5日まで受付

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北陸地方整備局利賀ダム工事事務所は、利賀ダム建設事業で統合CIMモデルの構築に着手する。24日に令和3年度利賀ダムBIM/CIM活用検討業務の簡易公募型プロポーザルを公告した。参加表明書は7月5日まで、技術提案書は30日まで受け付ける。

鹿島、ユビテック:技術裏表・データを活用可能な状態に昇華・バイタル情報サービスを統合管理システムに採用

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【独自のアルゴリズムでVaaSに進化】
 センサーなどで人やモノのデータをリアルタイムで活用するIoT(モノのインターネット)を建設現場に生かす取り組みが、単なる“見える化”から次のステップへと移行し始めている。鹿島は、人、モノ、建機、気象、交通情報などを一元管理できる統合管理システム「Field Browser」(フィールドブラウザ)の中で、作業員のバイタル管理としてオリックスグループのユビテック(東京都港区、大内雅雄社長)の安全衛生支援サービス「Work Mate」を採用。大内社長が「データの有効な生かし方まで製品に組み込んで提供する」とする同サービスを鹿島の横尾敦土木管理本部生産性推進部長は「バイタル・アズ・ア・サービス(VaaS)」と表現する。

BIM-CIM改革者たち(3):中央復建コンサルタンツ・森 博昭氏(もり・ひろあき)

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【身近なところから変化楽しむ/「作る」と「使う」両面の人材育成】
 「一歩ずつ着実に人材を育てるしかない」。中央復建コンサルタンツの森博昭ICT戦略室長は、国土交通省が掲げる2023年度のBIM/CIM原則適用に向け、決意をのぞかせる。09年度からスタートした社内の3次元CAD研修は新入社員教育に組み入れ、既に全社員の半数が受講済み。BIM/CIM一般化の流れはいずれ地方自治体や民間インフラ事業分野にも広がる。「当社だけでなく業界にとってもBIM/CIMへの重要課題は人材育成に尽きる」と言い切る。

NTTドコモ、綜合警備、パイオニア企業共同体:3D-LiDARで協働・賛同・協力企業とも連携

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NTTドコモと綜合警備保障、パイオニアの100%子会社パイオニアスマートセンシングイノベーションズは、3D-LiDAR・点群データを活用するビジネスの創出を目指し、アライアンス契約を結んだ。15日付で企業共同体の「スマートセンシングアライアンス」(SSA)を設立した。SCSKも賛同・参加しているほか、参加企業を限定しない拡張型のアライアンスとして設立趣旨に賛同・協力する企業などと幅広く連携する。

北陸整備局:BIM-CIM全面活用・13事業に拡大

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【経験の場を創出】
 北陸地方整備局は、BIM/CIMを全面活用する事業を13事業に拡大した。モデル事業に位置付けることで、設計者や施工者のBIM/CIMの経験の場を創出する。2023年度までの直轄工事でのBIM/CIMの原則化に向け、地元企業も対象にさらなる浸透を図る。

パナソニック・ライフソリューションズ社:BIMシミュレーション効率化ソフト無償提供・照明設計を支援

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パナソニック・ライフソリューションズ社は、主に商業施設の照明設計を支援するため、BIMの3Dデータ上で照明シミュレーションなどを効率化するソフトウェア「Lightning Flow(ライトニングフロー)」を21日にアップデートし、本格展開を始める=写真。提供は、照明器具拡販のため無償とした。

BIM-CIM改革者たち(2):大林組・杉浦 伸哉氏(すぎうら・しんや)

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【成果つなぐプロセスの可視化/全体最適へ現場のカイゼンを形に】
 「最高の舞台をつくろう」と呼びかけるのは、大林組でビジネスイノベーション室副部長を務める杉浦伸哉氏だ。2023年度から国土交通省の直轄事業でBIM/CIMが原則導入となる中、完全実施の舞台上で「技術を駆使して突き進むことが、企業としても、業界としても、次へのステージにつながる一歩」と考えている。