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編集者bsj

竹中工務店:クローズアップ・点群データ、環境デザインに活用・原寸メリット生かし、差分比較で透明性確保

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“点の集合体”によって現況(原寸)を正確に表すことができる「点群データ」。これを建築の生産プロセスだけでなく、建物の周辺を取り巻く将来的な空間・環境デザインに生かす、そんな野心的な取り組みが進んでいる。現況を正確に表す「計測」技術に、将来の変化(予測)を組み込んでいくことで、点群データの活用の幅はますます広がっていくことになる。

取り組みのフィールドとなっているのは、竹中工務店が設計施工を手掛けたメルセデス・ベンツ日本の体験型の展示施設「EQ House」(東京都港区)。“未来の建築”として設計・施工・維持管理にBIMをフル活用。IoT(モノのインターネット)、AI(人工知能)など最先端の技術をふんだんに導入したことでも注目を集めるプロジェクトだ。

西松、大林、加藤の事業体3組:5G無人化施工に挑戦・国交省革新的技術導入活用プロジェクト

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国土交通省は7月31日、7日に選定結果を公表した「建設現場の生産性を飛躍的に向上するための革新的技術の導入・活用に関するプロジェクト」について、国交省の委託事業でコンソーシアムが取り組む個別プロジェクトの概要を明らかにした。2020年度公募の目玉となる5G(第5世代移動通信システム)の活用は、西松建設などコンソーシアム、大林組などコンソーシアム、加藤組などコンソーシアムの3組が無人化施工に挑戦する

戸田建設:超高層ビル現場・安定した通信環境構築・無線LANを改良

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戸田建設は、超高層ビルの建設現場であっても安定した通信ネットワークを構築できる新たな通信システムを確立した。実際に建設工事を進める高さ210mの超高層ビルに適用。5台のアクセスポイントで良好な無線通信を提供しているという。全国の現場に展開することで、安全や品質の向上に役立つIoT(モノのインターネット)の積極的な活用を支えていく。
古野電気(古野幸男社長)と共同開発したビル建設現場向け無線LANシステム「ウェーブガイドLANシステム」と、PicoCELA(古川浩社長)が提供する独自の無線LAN接続方式「無線バックホール方式」を組み合わせることで、超高層ビルの建設現場(高層階)でも安定した通信環境を構築できる新たな仕組みを確立した。

清水建設ら:AIカメラで人検知・重機の接触災害を回避

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清水建設は、東京大学発のAI(人工知能)ベンチャーであるLightblue Technology(東京都文京区、園田亜斗夢代表取締役)と共同で、山岳トンネル現場の人と重機との接触災害の根絶を目指し、単眼カメラユニットと画像解析AIで構成する重機搭載型のAIカメラ監視システムを開発した。
システムは、画像解析AIを使って、重機に取り付けた単眼カメラの画像から重機周辺の危険区域内にいる人を瞬時に検知し、警告音、ライト点灯、モニター表示などでアラートを発報する。最大の特徴は、画像解析AIに組み込んだ骨格推定アルゴリズムにより、カメラ画像に映り込む人の関節の動きから頭や腕、足などの骨格をリアルタイムに推定し、その時々の姿勢、ポーズまでを認識できることだ。また、コンパクト、安価な単眼カメラで高価なステレオカメラ並みの距離推定精度を確保できる。

大成建設:カメラ映像などの施工情報・“データ基盤”に集約化・発注者遠隔臨場にも対応

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大成建設は、カメラ映像やIoT(モノのインターネット)データを活用した現場管理システム「T-iDigital Field」を開発した。現場を俯瞰(ふかん)する定点カメラからの映像や現場職員のウェアラブルカメラの映像を“データ基盤”に集めることで関係者が現場の施工状況をリアルタイムに共有。現場管理の一層の効率化につなげることが狙い。
現場を俯瞰する定点カメラからの映像や作業状況を映し出すウェアラブルカメラの映像だけでなく、建設機械の位置情報やコンクリートの打設状況(進捗状況)など各種のセンサーによって得られるIoTデータを集約する“データ基盤”となる。

日刊建設通信新聞社主催:ウェブ講演「BIM-CIM LIVE」

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【参加無料/第1回8月5日午後1時30分~】
 日刊建設通信新聞社は、国土交通省が先導するBIM/CIMの最前線を通し、建設産業が進むべき3次元データ活用の方向性を探るウェブ講演『BIM/CIM LIVE』を、全4回のシリーズで開催します。第1回は8月5日午後1時30分から、ユーチューブにて無料配信します。
 当日は、国交省大臣官房技術調査課課長補佐の榮西巨朗氏が「BIM/CIMの最新動向」、復建調査設計BIM/CIM推進室の亀田雄二氏が「人材育成」をテーマに講演するほか、官民研究開発投資拡大プログラム(PRISM)活用プロジェクトにかかわる安藤ハザマ土木技術統括部の木付拓磨氏が「4K定点カメラ映像による工事進捗管理システムの開発」、IHIインフラ建設開発部の若林良幸氏とオフィスケイワンの保田敬一氏が「橋梁建設工事におけるPRISMへの取組み」について紹介します。
 「BIM/CIM LIVE」は土木学会土木情報学委員会施工情報自動処理研究小委員会の共催、国土交通省を始め日本建設業連合会、日本建設情報総合センター、建設コンサルタンツ協会、NPO法人グリーンアースなどからも後援をいただき、CPD(継続能力開発)対象講演としても申請しております。
 視聴希望の方は、弊社ホームページ(https://www.kensetsunews.com/)からお申し込みください。定員は1000人を予定しています。今後は月1回のペースで開催し、次回は8月末をめどに申し込みの告知を紙面上で行います。

オートデスク:大手ゼネコンと共通化・構造ファミリ 国内標準化を目指す

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構造分野のBIMデータの流通性を高めるため、大林組、鹿島、清水建設、大成建設など大手ゼネコンが参加する「BIM Summit」の構造分科会が、各社の仕様を共通化した「Revit2020」のRC造柱・梁ファミリを整備した。オートデスクが16日にリリースした。各社が独自に作成してきたファミリを共通化することで、データ流通性の向上や協力会社の負担軽減につなげる。今後は既成杭や壁、床などへ拡大し、官民一体で構成する建築BIM推進会議の検討成果を反映させながら国内の標準化を目指す。

西松建設:現場業務を効率化・コンクリ情報・クラウドで一元管理

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西松建設は、ハイパーエンジニアリングと共同でコンクリート工事の施工管理業務支援システム「NCHyper」(エヌ・シー・ハイパー)を開発した。クラウドを介して工事に関係するデータを一元管理し、施工管理の各書類にデータを自動転記することで書類の作成時間を短縮できる。コンクリート工事の省力化や生産性の向上に役立つ。
2019年度の現場実証(2現場)によって、これまで250分も要していたコンクリート打設計画書の作成から完了報告書の作成までの一連の作業が60分に短縮されるなど、現場管理の省力化の効果を確認した。今後、導入現場数を拡大していくことで、コンクリート工事の生産性の向上につなげていく。

大成ロテックとKDDI:合材オーダーをクラウド化・工場の省人化に貢献

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大成ロテックとKDDIは、アスファルト合材のオーダーシステムをクラウド化し、顧客のニーズに合わせた機能追加が可能なプラットフォーム型オーダーシステム「アスプラネットシステム」を共同開発している。受発注業務のオンライン化により、合材工場の省人化や工場・顧客双方の利便性向上につなげ、道路舗装業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させることを目指す。
夜間や休日に実施されることも多い舗装工事ではアスファルト合材を製造・販売する合材工場もそれに合わせて夜間や休日の電話やファクスでの受発注に対応する必要があり、受発注者双方の作業負担が大きな課題となっている。

大成ユーレック:壁式PCa設計BIM・システム運用を開始

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大成ユーレック(東京都品川区、松三均社長)は、壁式プレキャスト(PCa)設計BIMシステム「TU-Ru(Taisei U-lec Revit utility)」を開発し、1日から運用を始めた。主力商品である壁式PCa造集合住宅「パルローグカイ」シリーズを扱うBIMの開発について、構造計画研究所の協力を得て完成した。BIM意匠モデルからPCa部材製作図の自動作成は業界初の運用となるという。
意匠、構造、設備・電気図とPCa部材製作図の整合性を高いレベルで確保するとともに、設計作業の効率化を図る。今回の運用は初弾で今後は、積算、運搬、工事、建物保守にまで活用することも視野に入れたBIM開発を予定している。