大成建設は近年、注目を集めている「パノラマ技術」を活用した新サービスの提供に乗り出す。市販の赤外線スキャンカメラ(3次元)とクラウドでの画像合成(4K画像)によって、建築物の内部空間を「4K×3D」の高精細な画像データ(3次元モデル)として保存。その画像データを効果的に用いることで、今後の増大が見込まれるリニューアル需要に備えていく。
【道路維持管理を効率化】
川崎地質は、路面点検・診断業務に本格参入する。最先端のAI(人工知能)技術と、同社が長年培ってきた地盤調査や空洞調査のノウハウを統合し、 段差・ひび割れなどの路面異常個所を早期に把握するとともに不具合発生の分析から補修方法の提案までをワンストップサービスとして提供していく。
17回目を迎えた「公共建築の日」および「公共建築月間」に際し、住田浩典国土交通省大臣官房官庁営繕部長の寄稿及び官庁営繕部の最近の取組について
◆寄稿・国民共有の財産、愛着感じられる施設/国土交通省大臣官房官庁営繕部長 住田 浩典
◆国交省官庁営繕部「公共建築分野における最近の取り組み」/公共建築で発注者の役割を明確化/生産性向上技術の導入促進へ検討会
【不朽のデジタルツイン推進/時系列で切れ目なくカバー】
インフラの設計、建設、運用を支援する包括的なソフトウェアなどを提供する米国のベントレー・システムズの最新動向
東芝エレベータは5日、BIMパーツダウンロードサービスを拡充したと発表した。BIM用3次元CADソフトによって設計業務を支援するアドインツールの「BIM昇降機計画ツール」と、大容量のデータを効率的に交換でき、従来よりも高度なBIM連携を実現するクラウドサービスの提供を同日から始めた
石川県七尾市は、2020年度をめどにAI(人工知能)を活用した橋梁の定期点検を開始する。点検作業の効率化とともに、専門知識が求められる判定結果の精度を最先端技術によって確保・向上させられるかを検証する。建設企業、建設コンサルタントだけでなく、市町村などでも技術者(技術職員)不足が顕著となる中、全国でも先進的な取り組みを通じインフラメンテナンスをさらに加速させたい考えだ。
BiM Architects(ビム・アーキテクツ、東京都目黒区、山際東社長)が提供する『Revit』のアドオンツール『AReX-Style』が注目されている。日本の仕様に即したBIMプラットフォームを提供し、独自の情報定義「AX-Style(アレックス・スタイル)」(設計仕様や基準)により、各社が“自社の設計ルールに合わせたBIM環境”を容易に構築できるのが特徴だ。さらに設計図面、3次元モデル、仕上表などを自動作成することで、設計時間を半減する効果を期待できる。
飛島建設は、10月から全国の全建設現場約150カ所にNECの顔認証技術を活用した技能労働者の入退管理サービス「建設現場顔認証forグリーンサイト」を採用した。飛島建設が開発した多機能サイネージシステム「e-Stand」と連携し、すべての建設現場に順次導入していく。
福井コンピュータアーキテクトは、国産BIM建築設計システム「GLOOBE2020」の最新版を11月12日に発売する。BIMを使った建築確認申請の機能を強化するほか、施工段階のBIM用の機能も拡充する。
東京大学とNTT東日本は、日本で初となる産学共同の「ローカル5G」を使った検証環境として「ローカル5Gオープンラボ」を2020年2月に設立する。参加企業を公募し、多様な産業とローカル5Gのユースケースを創出する。