buildingSMART Japanとは

設立趣旨

buildingSMARTは、建設業界におけるデータの共有化および相互運用を目的として、その中でIFC(Industry Foundation Classes)の策定や標準化活動を行う国際的な団体です。IFCは、2013年に国際標準ISO(16739:2013)となりました。

現在、buildingSMARTは日本を含む18の国際支部があり、その日本支部が一般社団法人buildingSMART Japanです。

データ共有化による相互運用をソフトウェア上で解決できてないということが、いろいろな面で生産性の効率化において問題となっています。このことは、建築ライフサイクル、すなわち、設計,施工,および保守管理において、非効率的な作業過程をもたらしています。多くの担当者はライフサイクルの中で同じような作業状況に遭遇し、何度も情報の追加や検索を行わなければなりません。高度情報化時代にありながら、ほとんどの作業で多くの無駄が発生しています。

このような問題意識をもつ北米12 の会社が、1995年のジョージア州アトランタで開催されたA/E/C システムショーで相互運用の可能性を立証するための一連のプロトタイプ・アプリケーションを展示するとともに、世界中の建設業界に対して、この活動への参加を募りました。こうして、国際的なIAI (International Alliance for Interoperability、現buildingSMART International )が誕生しました。IAI日本支部(現 一般社団法人buildingSMART Japan)はその半年後の1996年に創立されました。

活動目標と方針

 以上のことからbuildingSMART Japanでは、建物のライフサイクルを通してデータを共有化し、有効な相互運用を可能にするための活動を行います。コンピュータを利用した高度情報化に対し、標準化を図り、異なるソフトウェア・アプリケーションでも利用できるデータの共有化とその活用の実現化を目的としています。

具体的には、プロジェクトのライフサイクルを通して、各業種とソフトウェア・アプリケーションで使用する共有データの仕様の定義,利用の推進、そして広報活動を推し進めていきます。

buildingSMART Japanの主な活動

  • 経営委員会の開催
  • 運営委員会の開催
  • 技術統合委員会の開催
  • 各委員会・小委員会の開催
  • 国際評議会 参加
  • 国際技術統合委員会 参加
  • セミナーの開催
  • Build Liveの開催
  • ニュースレター発行
  • メールニュース配信
  • ホームページでの情報発信
  • IFC検定の実施 等