活動主旨

モデリング支援小委員会は、2020年に「IFCをはじめとする標準の分野横断的な適用検討をおこなう小委員会」として設立されました。
土木/建築/設備/施工などの諸分野間の分野横断的な技術的課題の解決や、buildingSMART Japanとして統一的に取り組むべき標準化、他の団体が進める標準化との連携調整を目的としています。

 

活動内容

  • モデリング支援小委員会は、 IFC等の標準やユーザーの専門分野について技術的知見のあるメンバーで構成されており、月に一度の定例ミーティングを中心にして活動しています。定例ミーティングでは、講義による情報共有や論点整理と課題解決のための検討をおこないます。また検討の成果として報告文書等の作成をおこないます。

 

活取り組み中のテーマ

  • 分類体系の活用促進のための課題解決
    分類(コード)体系の活用は、BIMの効果を大きく向上させますが、わが国ではその活用の体制が未整備です。活用する側の立場からその仕組みのあり方を考えます。
  • 土木-建築の位置・空間情報の連携手法
    土木と建築、あるいは複数プロジェクト間の連携のためには、位置合わせをはじめとした位置・空間構造情報の共有や連携の手法確立が必要です。それは近年構築の動きが高まっている国の地理/空間データベースを用いたサービスをも支えます。
  • モデルとその注釈/文書化における課題解決
    図面による情報伝達をモデルによる情報伝達に変えていくことは成熟したBIMに向かう目標の一つです。しかし、従来の図面に支えられてきた「明示的な意図伝達」の必要性は今後も変わりません。この視点から、図面の文化を継承しつつもその限界にとらわれず、モデルのあり方、モデルのビューや文書化のあり方を検討しています。