国土交通省「Project PLATEAU」における都市のデジタルツインの標準仕様の策定
3D都市モデルへのBIMモデル連携仕様の最新版を公開
一般社団法人 buildingSMART Japan(東京都渋谷区 代表理事:山下純一、以下bSJ)は、デジタル庁による「デジタルツイン構築に向けた3D都市モデルとBIM(Building Information Modeling、以下「BIM」※1)連携に関する調査研究」業務において、株式会社 日建設計(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大松 敦)、株式会社日建設計総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役所長:朝倉博樹)、アジア航測株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:畠山仁)と協働で、その成果を取りまとめましたのでご報告します。
従来の3D都市モデルは、建築物を外から測量して構築するため、詳細な建物情報を持たない外形のみの表現であり、比較的広域の分析には適するものの、建物内部から周辺のまちまで連続した計画やサービスに用いるには十分な情報を持ち合わせていませんでした。
今回策定された建築BIMモデルとの連携仕様により、今後は、3D都市モデルと建築物の3Dモデルを融合し、部屋から避難所までの避難ルートの検討や、周辺建物の影響を考慮した眺望のシミュレーション、敷地内の公共空間を含めた道の誘導案内など、屋内外をまたいだ新たなユースケース開発にも対応できるようになります。
BIM(※1)
BIM (Building Information Modeling): 建築・土木分野における設計・施工・運用を支援するために属性を備えた3Dデジタルモデルを利用する手法。
■成果物
〇 国土交通省PLATEAUハンドブック ・3D都市モデル整備のためのBIM活用マニュアル(第3.0版) https://www.mlit.go.jp/plateau/file/libraries/doc/plateau_doc_0003_ver03.pdf ・(別冊)3D都市モデルとの連携のための情報伝達マニュアル(IDM)・モデルビュー定義(MVD)第2.0 版 https://www.mlit.go.jp/plateau/file/libraries/doc/plateau_doc_00031_ver02.pdf
3D都市モデル整備のためのBIM活用マニュアル(第3.0版) | |
第1編 総則 |
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(別冊)3D都市モデルとの連携のための情報伝達マニュアル(IDM)・モデルビュー定義(MVD)第2.0 版 | |
情報伝達マニュアル(IDM) |
■協働企業について
株式会社 日建設計(https://www.nikken.co.jp/ja/about/portfolio/index.html) 本社所在地: 東京都 千代田区飯田橋2丁目18番3号 代表取締役社長: 大松 敦 設立年月日: 1950年7月1日 事業内容: 建築の企画・設計監理、都市・地域計画およびこれらに関連する調査・企画コンサルタント業 株式会社 日建設計総合研究所(https://www.nikken-ri.com/) 本社所在地: 東京都千代田区飯田橋2丁目18番3号 代表取締役所長: 朝倉 博樹 設立年月日: 2006年1月1日 事業内容: 都市経営、都市デザイン、環境・エネルギ—に関する調査研究 アジア航測株式会社(https://www.ajiko.co.jp/) 本社所在地: 東京都新宿区西新宿6丁目14番1号 代表取締役社長: 畠山 仁 設立年月日: 1954年2月26日 事業内容: 地理空間情報サービス事業 社会インフラ・国土保全関連事業
■本件に関するお問合せ先
一般社団法人 buildingSMART Japan(https://www.building-smart.or.jp/) TEL:03-6869-7000 Email:info@building-smart.jp