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国土交通省「Project PLATEAU」における都市のデジタルツインの標準仕様の策定 3D都市モデルへのBIMモデル連携仕様の最新版を公開

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国土交通省「Project PLATEAU」における都市のデジタルツインの標準仕様の策定
3D都市モデルへのBIMモデル連携仕様の最新版を公開

 

一般社団法人 buildingSMART Japan(東京都渋谷区 代表理事:山下純一、以下bSJ)は、デジタル庁による「デジタルツイン構築に向けた3D都市モデルとBIM(Building Information Modeling、以下「BIM」※1)連携に関する調査研究」業務において、株式会社 日建設計(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大松 敦)、株式会社日建設計総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役所長:朝倉博樹)、アジア航測株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:畠山仁)と協働で、その成果を取りまとめましたのでご報告します。

従来の3D都市モデルは、建築物を外から測量して構築するため、詳細な建物情報を持たない外形のみの表現であり、比較的広域の分析には適するものの、建物内部から周辺のまちまで連続した計画やサービスに用いるには十分な情報を持ち合わせていませんでした。

今回策定された建築BIMモデルとの連携仕様により、今後は、3D都市モデルと建築物の3Dモデルを融合し、部屋から避難所までの避難ルートの検討や、周辺建物の影響を考慮した眺望のシミュレーション、敷地内の公共空間を含めた道の誘導案内など、屋内外をまたいだ新たなユースケース開発にも対応できるようになります。

BIM(※1)
BIM (Building Information Modeling): 建築・土木分野における設計・施工・運用を支援するために属性を備えた3Dデジタルモデルを利用する手法。

成果物
 〇 国土交通省PLATEAUハンドブック
  ・3D都市モデル整備のためのBIM活用マニュアル(第3.0版)
   https://www.mlit.go.jp/plateau/file/libraries/doc/plateau_doc_0003_ver03.pdf

  ・(別冊)3D都市モデルとの連携のための情報伝達マニュアル(IDM)・モデルビュー定義(MVD)第2.0 
   https://www.mlit.go.jp/plateau/file/libraries/doc/plateau_doc_00031_ver02.pdf


3D都市モデル整備のためのBIM活用マニュアル(第3.0版)
 

第1編 総則
第2編 活⽤までの⼿順
第3編 技術仕様
資料1 BIMモデルからPLATEAU標準3D都市モデ ルへの変換ガイド
資料2 調査報告および事例集

(別冊)3D都市モデルとの連携のための情報伝達マニュアル(IDM)・モデルビュー定義(MVD)第2.0 版
 

情報伝達マニュアル(IDM)
第1章   はじめに
第2章   データ連携シナリオ
第3章   BIM モデル及び属性情報の表現 第4章   BIM モデル要件
第5章   モデル交換要件
第6章   モデルビュー定義(MVD)

 

協働企業について
 株式会社 日建設計(https://www.nikken.co.jp/ja/about/portfolio/index.html)
 本社所在地: 東京都 千代田区飯田橋2丁目18番3号
 代表取締役社長: 大松 敦
 設立年月日: 1950年7月1日
 事業内容: 建築の企画・設計監理、都市・地域計画およびこれらに関連する調査・企画コンサルタント業
 
  株式会社 日建設計総合研究所(https://www.nikken-ri.com/)
 本社所在地: 東京都千代田区飯田橋2丁目18番3号
 代表取締役所長: 朝倉 博樹
 設立年月日: 2006年1月1日
 事業内容: 都市経営、都市デザイン、環境・エネルギ—に関する調査研究

  アジア航測株式会社(https://www.ajiko.co.jp/)
 本社所在地: 東京都新宿区西新宿6丁目14番1号
 代表取締役社長: 畠山 仁
 設立年月日: 1954年2月26日
 事業内容: 地理空間情報サービス事業 社会インフラ・国土保全関連事業

 

■本件に関するお問合せ先
 一般社団法人 buildingSMART Japan(https://www.building-smart.or.jp/)
 TEL:03-6869-7000
 Email:info@building-smart.jp

buildingSMART Japan会員が、buildingSMART International Fellowに選出

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buildingSMART Japan(東京都渋谷区 会長:庄子幹雄 / 代表理事:山下純一、以下bSJ)は、2023年3月27日 buildingSMART International(以下bSI)の国際会議において、
武藤正樹氏(国立研究開発法人建築研究所 建築生産研究グループ上席研究員、bSJ 国際委員会 副委員長 兼 意匠設計小委員会 法規WGリーダー)がbSIよりFellowの称号を授与されたことを報告いたします。

bSI Fellowは、BIMの発展に貢献した人物に対してbSIより送られる称号であり、武藤正樹氏は、これまでbSIの法規分野の検討部会(Regulatory Room)の立ち上げや、BIM建築確認の「開発ステップ」、開発ステップに従った我が国の建築確認BIMの試行の状況について継続的に情報発信するとともに、BIM建築許可・確認の開発の歩みをする諸外国の開発動向を分析した、「建築許可の電子申請共通ガイド(e-submission Common Guide)」の技術報告書を取りまとめるなど、bSIに対する様々な貢献を行ってきたことが選出の理由となっています。

なお、bSI Fellowはこれまでに43名が選出されており、日本では2018年に、bSIの前進であるIAI(International Alliance for Interoperability)の創設ならびに日本支部の開設の功労として、庄子幹雄 氏(マサチューセッツ工科大学客員教授・元鹿島建設株式会社副社長・日本計算工学会二代目会長・現bSJ会長)が、また、IFCの仕様策定の貢献を評価されて、足達嘉信 氏(元セコムIS研究所、現鹿島建設株式会社)が授与されており、今回の武藤正樹氏の選出により、bSJとして3名の方が授与されたこととなります。

〇 関連リリース
    国立研究開発法人建築研究所
    https://www.kenken.go.jp/

〇 お問合せ先
    buildingSMART Japan 事務局
    E-mail:office@building-smart.jp

左から、Patrick MacLeamy, bSI Chair、武藤正樹上席研究員、Clive Billiald bSI CEO

bSJ 設備環境小委員会 設備IFC活用セミナー

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IFCファイルから設備工事業向けの各種数量の算出方法について

BIMデータであるIFCファイルの属性情報から、設計・積算・施工の各段階で利用可能な各種の数量算出ができれば、見積はもとより、設備施工プロセスでの活用、ひいては設備工事分野のDX(デジタルトランス・フォーメーション)に寄与することができるのではないでしょうか。

bSJ設備環境小委員会の中の設備積算等IFCデータ抽出ツール作成ワークグループでは、このような観点から、2022年4月より14回に渡り数量算出の方法について検討してきました。

今回のセミナーでは、その検討結果を踏まえ、IFCファイルからの数量算出プロセスなど、適宜デモを交えながら、現時点での最新情報をご紹介させて頂きます。

<こんな方におすすめします!>

  • IFCファイルの具体的活用例を知りたい方(空調・衛生・電気・自動制御)
  • IFCファイルからの数量データ抽出に興味のある方
  • BIMを利用した設備積算に興味のある方
  • 数量集計ツールを開発したいと思う開発者(SIer、CADベンダー)の皆様

開催日時 2022年12月15日(木) 14:00~17:30(予定)
会 場 ンライン開催(ZOOM)
※本セミナーはオンライン配信のみ(会場開催なし)で実施いたします。
※お申込みいただいた後、開催1時間前までに視聴用URLとパスワードをお送りします。
対 象 設備BIMの可能性を追求し、業務適用をお考えの方
参加費 無料
主 催 一般社団法人buildingSMART Japan
後 援 一般社団法人 アメリカ建築家協会日本支部公益社団法人 空気調和・衛生工学会
一般社団法人 建築設備技術者協会一般財団法人 建築保全センター
合同会社 スパーポイントリサーチ特定非営利活動法人(NPO) 設備システム研究会
公益社団法人 日本ファシリティマネジメント協会一般社団法人 日本空調衛生工事業協会
公益社団法人 日本建築家協会公益社団法人 日本建築士会連合会(予定)、 
公益社団法人 日本建築積算協会BIMライブラリ技術研究組合
公益社団法人 ロングライフビル推進協会

 

プログラム

 

14:00~14:05
  開会挨拶 一般社団法人buildingSMART Japan
設備環境小委員会委員長 谷内 秀敬
14:05~14:30
【講演】  国土交通省大臣官房官庁営繕部

整備課施設評価室
課長補佐  砂場 和久様

 14:30~
「IFCファイルの属性活用について」
  Session1 BIMについて-属性はどう活用できるか

プランアシスト株式会社 
高荒 洋介 
Session2 IFCファイルを覗いてみる
株式会社構造計画研究所 
浦 一馬 
Session3 IFCからの数量集計手法(ケーススタディ)
株式会社構造計画研究所 
木橋 正樹 
Session4 数量集計ソフトウェアの提案
設備積算IFC データ抽出ツール作成WG リーダー
東洋熱工業株式会社 辻谷 宣宏 
Session5 数量集計ソフトウェアの利用法

     ~専門工事業者の立場で

新菱冷熱工業株式会社 
角谷 祥太郎 

 

16:30~17:00
 

  質疑応答

 

17:00~
 

  閉会挨拶

 

 

お申込み

お預かりした個人情報は弊団体のプライバシーポリシーに基づき管理・運用されます。第三者に共有、販売、提供などは行なわれません。弊団体のサービスに関連するニュースやトレーニング、各種イベント・セミナーのご案内などをお送りさせていただく場合がございます。

一般社団法人buildingSMART Japan

お問合せ

お問い合わせは下記までお願いいたします。
buildingSMART Japan事務局:info@building-smart.or.jp

 

 

書籍「The BIM Manager -BIMプロジェクト管理のための実践ガイド-」発刊のお知らせ

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The BIM Manager BIMプロジェクト管理のための実践ガイド

一般社団法人buildingSMART Japanでは、かねてよりドイツで出版されている「The BIM Manager(著者Mark Baldwin)」の翻訳に取り組んでまいりましたが、このほど「The BIM Manager BIMプロジェクト管理のための実践ガイド」として日本語版を出版いたしました。

「The BIM Manager」は、BIMを理解し、それを実践するための豊富な知識と実践的なガイダンスを提供するものです。
本書は、建築家、エンジニア、プロジェクトマネージャー、会社役員、更にはビルのオーナーや施設管理者に至るまでの、BIMに取り組んでいる建設業界すべての人に役立つ内容になっています。
「The BIM Manager」は、あなたの組織でBIMを計画、導入、活用するために必要な事柄全てを提供します。

 

□□ 書籍情報 □□
書 名:「The BIM Manager
発行日:2022年6月13日
著作者:Mark Baldwin
編集・翻訳:一般社団法人buildingSMART Japan
発行者:一般社団法人buildingSMART Japan
定 価:7,975円(7,250円+税10%)
購入ページはこちらから
※bSJ会員は会員サイトから割引で購入いただけます。

BIMにおける国際的な「プロフェッショナル認証制度」の窓口となる国内3社目のトレーニングプロバイダが決定

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一般社団法人buildingSMART Japan(以下bSJ、代表理事:山下純一)は、2017年よりbuildingSMART International(以下bSI)が実施している「プロフェッショナル認証制度」に基づくBIM個人資格認定試験(以下、認定試験)を日本で開始するのに先立ちまして、オープンBIMに対するトレーニング実施と認定試験の窓口となるトレーニングプロバイダ(以下プロバイダ)を募集していました。
このほど国内3社目となるプロバイダとして株式会社大林組が登録されました。

「プロフェッショナル認証制度」はオープンBIMに基づくトレーニングの実施と認定試験に合格することにより国際基準によるBIM専門家としての資格を得る事ができます。
今回、株式会社大林組が、bSI認定トレーニングプロバイダになったことにより、プロバイダが実施するトレーニングを修了し、日本語による認定試験に合格することによるBIM個人資格認定を取得することができます。
※株式会社大林組 プロフェッショナル認証掲載ページ

  • プロフェッショナル認証制度の実施状況

現在世界 13カ国(オーストリア、ベルギー、中国、フランス、ドイツ、香港、イタリア、日本、ノルウェー、ロシア、スペイン、スイス、アメリカ)、115プロバイダー、約5500名の方々が認定者として登録されています。

Professional認定リンク(bSI) : https://education.buildingsmart.org/registry/

  • プロバイダ認定

学習成果フレームワーク(LOF)に基づき、BIM知識のトレーニングを実施する教育機関や企業等がトレーニングプロバイダとして認定されます。

東京海上日動・応用地質:IoTセンサーと3D都市モデル活用・先進の防災サービスを開発

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【災害状況可視化し確実な行動・対策へ】
東京海上日動火災保険と応用地質は、冠水を検知する防災IoT(モノのインターネット)センサーのデータと3D都市モデルを活用し、台風や集中豪雨などによる浸水被害を可視化する先進的な防災サービスの開発を始める。2次元の地図では伝えきれない臨場感を実現し、浸水対策や避難計画の確実な実行につながる新たなソリューションの創出を目指す。

Building Together Japan 2021 開催のご案内

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Archicad 25の国内リリースにあわせて、Graphisoft Building Together Japan 2021生中継オンラインイベントを開催いたします。

Archicadユーザーの方々による講演に加えて、Graphisoftからの最新情報、そしてArchicad 25の国内初となるデモンストレーションを提供します。
スタジオからの生中継オンラインイベントとしての開催になりますので、イベント感をお楽しみいただけます。


名 称 Building Together Japan 2021
主 催 グラフィソフトジャパン株式会社(bSJダイヤモンドスポンサー)
日 程 20211020日(水) LIVEセッション 13:0017:30 / 展示ブース 12:3018:00
Online会場は12:30にオープンいたします。
参加費 無料(事前登録制)
参加方法 事前にお申込みを行った上で開催日にイベントのウェブサイトにアクセスし、ログインしてご参加ください。
Online
会場のURLならびにログイン情報については、お申込み後事務局よりメールにてご連絡します。

 


ゲスト講演:

標高700mBIMをつかう
株式会社はりゅうウッドスタジオ
代表取締役
滑田 崇志 氏
・BIMをつかって良い建築をつくる
・BIMをつかって働き方をかえる
・実施設計の壁を超える

OPEN BIM プラットホームビルド
株式会社石本建築事務所
設計部門 建築グループ 兼 Digital Innovation Group(DIG)
菅原 雄一郎 氏
長田 純一 氏

みんなのためのBIM
前田建設工業株式会社
建築事業本部 ソリューション推進設計部長
綱川 隆司 氏
当社施設である「ICI総合センター」での取組を通じて、BIMが地域を含めた関係者間の合意形成からデジタルファブリケーションまで様々な領域で活用した事例をご説明します。


Archicad 25 製品デモンストレーション:

パネルディスカッション:

 

皆様のご参加心よりお待ち申し上げております。

 

 

設備BIMセミナー

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設備BIMセミナー

令和2年度、国土交通省によるBIMガイドラインが策定されました。建築構造設備の環境で出来ること(建築確認申請や耐火性能検証示など)が明示されているものの、有効な使い方が周知されていないという課題も浮彫りになりました。

buildingSMART Japan設備環境小委員会では、これらの課題を少しでも解決すべく、日々活動しています。本セミナーでは、BIMガイドラインと実業務との関連性や、有効活用できる設備IFC(オープンファイル形式)について、専門家による講演形式のセミナーで解説し、設備BIMの価値創造力の訴求を目的としています。

開催日時 2021年7月1日(木) 13:30~17:05
会 場 オンライン開催(ZOOM)
※本セミナーはオンライン配信のみ(会場開催なし)で実施いたします。
※お申込みいただいた後、開催1時間前までに視聴用URLとパスワードをお送りします。
定 員 200名
対 象 設備BIMの可能性を追求し、業務適用をお考えの方
参加費 無料
主 催 一般社団法人buildingSMART Japan 設備環境小委員会
共 催
後 援 アメリカ建築家協会日本支部 (AIA Japan)、公益社団法人空気調和・衛生工学会、
一般社団法人建築設備技術者協会、一般財団法人 建築保全センター・BIMライブラリ技術研究組合、
合同会社スパーポイントリサーチ、特定非営利活動法人設備システム研究会、
一般社団法人日本空調衛生工事業協会、公益社団法人日本建築家協会、
公益社団法人日本建築士会連合会、一般社団法人日本建築士事務所協会連合会、
公益社団法人日本建築積算協会公益社団法人日本ファシリティマネジメント協会、
公益社団法人ロングライフビル推進協会

 

プログラム

13:30~13:35
   開会挨拶 一般社団法人buildingSMART Japan
代表理事 山下 純一
13:35~14:00
【基調講演】
建築BIM推進会議の検討状況と今後について
国土交通省で立ち上げた「建築BIM推進会議」における議論の経過や最新の検討状況、成果物、今後の方向性について(特に令和2年度のモデル事業の成果や、令和3年度のモデル事業の採択状況、令和3年度の建築BIM推進会議の議題について)
国土交通省 住宅局
課長補佐 田伏 翔一
14:00~14:25
「電気設計におけるIFC等BIM活用」

設備設計におけるBIMは、空間調整や可視化といったものからBIMモデルを解析や計算、図面などとの連動と多くのことが求めらるようになってきている。意匠や構造とのモデル連携も必須であり、BIMツールも異なる場合もある。本例では設備設計におけるBIM活用と、どのようなシーンでIFCが活用されているかを紹介する。

株式会社日建設計
エンジニアリング部門
設備設計グループ
BIMエンジニア 吉永 修
14:25~14:50
空間と設備 スペースと設備を構成するもの
IfcSpace(物理的または論理的に区切られた領域などを表現)”や”IfcZone(同一の役割を持つ領域の集合体を表現)”では表現しきれなかった「特定の役割を持つ領域を表現する」ものとして、”IfcSpatialZone”がIFC4から追加された。本講演では、”IfcSpatialZone”の概要、bSIのプロジェクトにおける取組み内容および活用案について紹介する。
新菱冷熱工業株式会社
技術統括本部 中央研究所
専任課長 山本 誠
14:50~15:15
オブジェクト標準とIFC4によるストックデータ整備に向けて ~意構設連携を見据えて~
Space2019年に設置された建築BIM推進会議から2年が経過し、標準化の取り組みは待ったなしの状況にある。BIMライブラリ技術研究組合で進めているオブジェクト標準の整備状況に触れた上で、RevitUserGroupでのネイティブデータによるユーザーニーズ具現化や意構設連携について紹介し、今後目指すべきIFC4等によるストックデータ整備に向けた考え方をお話しする。
株式会社日本設計
プロジェクト管理部 BIM室長
吉原 和正
15:15~15:40
IFC4で広げる建築設備設計
BIMの国際標準であるIFC4に基づいて、空調ダクトシステムにおける設備要素のIFCデータ構成、属性情報及びシステムの解析手順を説明する。また、開発したPython-ifcExlporerをデモしながら、IFC4形式のBIMデータ及びつなぎ情報の確認方法を説明する。さらに、設備設計におけるIFCの活用事例も紹介する。
東北工業大学 建築学部 建築学科
准教授
許 雷(Xu Lei)
15:40~16:05
スマートシティへのIFC活用へ向けて:IFCとIoTデータモデル連携の可能性
スマートシティ実現に必要となる都市OSデジタルアセット構築において、恒久性と拡張性が求められる都市空間情報としてIFCの役割が重要となる。都市OSにおける都市活動情報としてのIoTプラットフォームのデータモデルと、設備情報を含む建物・都市空間データモデルとしてのIFCとの連携の可能性について、bSJ技術連携委員会のスマートシティWGの活動を中心に報告を行う。
鹿島建設株式会社
建築管理本部 BIM推進室
次長 足達 嘉信
16:05~16:30
bSJにおける設備分野の検定
bSJが最初に実施した2014年から設備のIFC検定は延12社が受検しており、検定参加ベンダーのIFC入出力機能の品質向上に貢献してきた。形状主体のデータ交換から属性情報交換の重要性が増している現状では、データ交換の取り決めへの対応度が高いことがIFC活用の普及に益々重要になる。
今回は、設備分野での検定の実績と今年度より開始した新たな実施内容について紹介する。
高砂熱学工業株式会社
DX推進本部 DX推進部
BIM開発室
今野 一富
16:30~16:55
設備BIMにおける属性データ利用の現状と課題
最近のBIMに関する技術動向として、属性データを利用した建築プロセスの効率化への取り組みが注目されています。本発表では、設備工事分野におけるIFCデータの活用について概観し、積算に関する部分について深堀りします。bSJ設備環境小委員会では、IFCデータ活用の現状とあるべき姿のギャップをどのように解決していくのか、説明させていただきます。
須賀工業株式会社
業務本部 計画推進部
副参事 向来 信
16:55~17:00
IFCデータ活用の展開
トランスコスモス株式会社
営業統括 営業戦略本部
副本部長 島田 貴郎
17:00~17:05
閉会挨拶 bSJ設備環境小委員会副委員長 山口 正明(ダイテック)

 

登壇者

田伏  翔一
国土交通省 住宅局建築指導課課長補佐
 
2008年東京大学工学部都市工学科卒業。同年4月国土交通省入省。
同省住宅局市街地建築課課長補佐、内閣府地方創生推進事務局参事官補佐を経て現職。
吉永  修
株式会社日建設計 BIMエンジニア
 
1972年高知県に生まれ。2000年に日建設計グループ入社(現日建設計)。設備設計グループにてCAD運用マネジメント、システムプログラムの開発に携わる。2009年ころより設備設計でのBIM立ち上げを行い、現在はBIMプロジェクトマネージメントやモデルルールの策定、技術開発、プロジェクトマネジメントに従事。
山本  誠
新菱冷熱工業株式会社  技術統括本部中央研究所  専任課長
 
中央研究所にて、モジュール工法などの施工技術・空調設備のエネルギーシステムの研究開発に従事後、BIMやAI・IoT技術を活用した業務効率化などに関連する研究開発に従事。
吉原  和正
株式会社日本設計 プロジェクト管理部BIM室長
 
2013年に某スタジアムでBIMプロジェクトに携わった後、BIMライブラリ技術研究組合の設備部会副部会長などで国内のBIM標準化に向けて活動中。2020年からはRevit User Groupの会長も務めている。社内では、2015年に環境・設備設計群とBIM室を兼務、2021年4月からはプロジェクト管理部BIM室長として全社のBIM推進に携わり、「次世代デジタル基盤構想」の実現に向けて推進中。
許  雷 (Xu Lei)
東北工業大学 建築学部 建築学科 准教授
2003年4月~2007年3月 早稲田大学理工学総合研究センター助手・講師
2007年4月~20011年3月 東北工業大学工学部建築学科専任講師
2011年4月~2020年3月 東北工業大学工学部建築学科准教授
2020年4月~現在 東北工業大学建築学部建築学科准教授
<
足達  嘉信
鹿島建設株式会社 建築管理本部 BIM推進室 次長
 
セコム株式会社 IS研究所にて、人工知能、空間情報の研究に従事。bSIにてIFC策定に関わる。
2001 ~ 02 年フィンランド国立技術研究センター(VTT)客員研究員、現在、鹿島建設株式会社にてBIM-IT、スマートシティなどの業務を推進中。
一般社団法人buildingSMART Japan 理事・技術連携委員会委員長,buildingSMART Fellow
今野一富
高砂熱学工業株式会社 DX推進本部 DX推進部 BIM開発室
 
施工管理、設計部門での業務ののち、CADや技術計算ソフト開発・技術系ソフトの社内展開を行ってきた。現在は、BIMを構成するソフト間のIFCなどでの連携開発、VR・MRの活用・普及に携わっている。bSJ(IAI)設立時には設備・FM分科会(当時)初代リーダーとして初期のIFC仕様検討などを行った。現在も設備環境小委員会で活動を継続している。
向来 信
須賀工業株式会社 業務本部 計画推進部 副参事
 
1986年に須賀工業へ入社。技術研究所に配属され、技術計算・CAD・配管加工などのシステム開発に従事。その後、CADセンターなどの部署を経て、現在は、本社業務本部計画推進部に所属。1999年より、buildingSMARTJapanの前身であるIAI日本支部に参加。設備分野におけるIFCの活用・普及を促進してきた。また、NPO法人設備システム研究会において、ITC及びBIMを推進する活動に参加している。
島田貴郎
トランスコスモス株式会社 営業統括 営業戦略本部 副本部長
 
1988年にトランスコスモスへ入社。CAD開発部に配属され、技術計算・CADなどのシステム開発に従事。その後、エンジニアリング営業本部を経て、現在は、営業戦略本部に所属し、BPOサービスの営業戦略立案・実行を推進。2016年より、buildingSMARTJapanの前身であるIAI日本支部に参加。設備分野におけるIFCの活用・普及の促進活動に参加している。

 

お申込み

お預かりした個人情報は弊団体のプライバシーポリシーに基づき管理・運用されます。第三者に共有、販売、提供などは行なわれません。弊団体および共催企業の取扱いサービスに関連するニュースやトレーニング、各種イベント・セミナーのご案内などをお送りさせていただく場合がございます。

一般社団法人buildingSMART Japan

お問合せ

お問い合わせは下記までお願いいたします。
bSJ設備BIMセミナー事務局:info@building-smart.jp
担当:利光・神山

 

 

BIMにおける国際的な「プロフェッショナル認定制度」の窓口となるトレーニングプロバイダーの募集を開始

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一般社団法人buildingSMART Japan(以下bSJ、代表理事:山下純一)は、2017年よりbuildingSMART International(以下bSI)が実施している「プロフェッショナル認証制度」に基づくBIM個人資格認証試験(以下、認証試験)を日本で開始するのに先立ちまして、オープンBIMに対するトレーニングと認証試験の窓口となるトレーニングプロバイダー(以下プロバイダー)を募集します。

近年、世界中でBIMの採用が加速していますが、基本的な概念、用語やプロセスの定義には未だ一貫性が不十分なところが多く、運用には多くの混乱をもたらしています。また、プロジェクトにおけるBIMデータの管理では、専門家の力量に大きな格差がみられます。

そこで、bSJでは、bSI「プロフェッショナル認証制度」によるオープンBIMに基づくトレーニングと認証試験の実施を致します。これによってBIMの専門家の基準が明らかになり、プロジェクト関係者がBIMに関連する業務を依頼する場合の基準を提供できるものと考えています。

 

  • プロフェッショナル認証制度の実施状況

現在世界8カ国(オーストリア、中国、ドイツ、イタリア、ノルウェー、ロシア、スペイン、スイス)で実施され、90プロバイダー、約4000名の方々が認定者されています。

Professional認定リンク(bSI) : https://education.buildingsmart.org/registry/

  • プロバイダー認定

学習成果フレームワーク(LOF)に基づき、BIM知識のトレーニングを実施する教育機関や企業等がトレーニングプロバイダーとして認定されます。(認定の要件につきましては後日bSJホームページに発表いたします。)

  • プロバイダー登録費用

(一般)¥330,000
(bSJ会員企業・団体)¥264,000
※権利期間:2年間。3年目以降は、再度登録費用が必要です。

  • その他

制度及び手続等の詳細につきましては、後日bSJホームページに発表いたします。
またプロバイダーに応募を予定されておられる方は、事前にbSJ事務局あて、お問合せ下さい。

  • 問い合わせ先

一般社団法人buildingSMART Japan 事務局
Email:info@building-smart.or.jp
Phone:03-6869-7000

 

国交省:新技術活用、人材育成を柱・維持管理でICT基準類整備・ i-Con推進へ方向性

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国土交通省は4日、i-Construction推進コンソーシアムの第6回企画委員会を開き、i-Conに関する2020年度の方向性を示した。「新技術・デジタルデータの活用拡大」「普及拡大と人材育成」の2本柱で進める。橋梁下部工など構造物へのICT施工の拡大に向け、維持管理分野でICTを活用するための基準類を整備する。 新技術・デジタルデータの活用拡大に関する主な取り組みとしては、3次元データを活用した構造物の出来形管理に関する基準類を20年度に定める。ICT建設機械による3次元データを用いた構造物の施工管理や、3次元測量を活用した出来形検査の効率化などを実現する。