All Posts By

編集者bsj

国交省:建築BIM推進会議・BIMモデル事業の初年度成果を確認

By | 建設通信新聞 | No Comments

国土交通省は、官民で組織する建築BIM推進会議の第6回会合を開き、同会議が2019年度にまとめたBIM導入のガイドラインを実際の建築プロジェクトに活用し、そのメリットなどを検証するモデル事業の初年度成果を確認した。作業の効率化などで効果が見られた一方で、BIMを本格導入する上での課題が散見された。

パスコ:「CIM特設ページ」・インフラ分野の3Dデータ活用支援

By | 建設通信新聞 | No Comments

パスコは、ホームページ上に「CIM特設ページ」を開設した。河川、トンネル、道路、港湾、海岸、i-Conの6つの分野で構成し、各分野でのCIM活用を支援する最新の3次元計測技術と3次元データマネジメントサービスを、動画を交えて紹介している。

国交省:CTプラットフォーム構築へ・監督・検査データ完全オンライン化・22年度から土工で試行

By | 建設通信新聞 | No Comments

国土交通省は、工事の監督・検査に使用するデータを受発注者間で一括して共有できる「ICTプラットフォーム」の構築に向けた検討に着手する。施工中の3次元データなどを発注者に共有できるようにすることで、完全なペーパレス化・オンライン化を実現する。2021年度から日本建設業団体連合会、全国建設業協会やASPベンダー、施工管理ソフト会社といった関係者と開発の方向性の調整を始め、システムの基本計画立案と基本設計を進める。22年度以降はICT活用が進んでいる土工を対象にシステムを試行し、実装を目指す。

東大、NTTコム:デジタルツイン普及へ実証実験・データ活用手法を標準化・オープンアプリ構築

By | 建設通信新聞 | No Comments

東京大学グリーンICTプロジェクト(GUTP)とNTTコミュニケーションズは、スマートシティーの実現に向けたデータ利活用の取り組みとして、ビルなどの建物空間を対象としたデジタルツインの実証実験を始める。建物のデジタルツインに必要なデータの活用手法を標準化し、オープンな環境で誰もがセキュアなデータを活用してアプリケーションを構築できる世界の実現を目指す。

国交省:オープンデータ化・56都市の3次元モデル整備・東京23区を先行公開

By | 建設通信新聞 | No Comments

国土交通省は、現実の都市をサイバー空間に再現してオープンデータ化する事業で、1年目の2020年度に56都市の3次元都市モデルを整備し、このうち東京都23区のオープンデータを先行公開した。誰でも無償でダウンロードできる。スマートシティーなどまちづくり分野でのデジタルトランスフォーメーション(DX)の基盤として、利活用が今後進められる。
「Project PLATEAU(プラトー)」として、3次元都市モデルを整備・活用・オープンデータ化する事業に20年度着手した。2次元の地図と、建物・地形の高さや建物の形状などを掛け合わせて作成した3次元の地図に、建築物の名称、用途、建設年などの属性情報を加え、3次元都市モデルとして都市空間そのものをデジタル上に再現。人口流動、環境やエネルギーのデータなどと統合することで、都市計画立案の高度化、都市活動のシミュレーション・分析などが可能になる。

特集・BIM-CIM LIVE2020 第4回(抜粋)

By | 建設通信新聞 | No Comments

【2023年度BIM/CIM原則適用へ/第5回は5月ごろ予定/HPで参加者募集】
日刊建設通信新聞社は、国土交通省が先導するBIM/CIMの最前線を通し、建設産業が進むべき3次元データ活用の方向性を探るウェブセミナー『BIM/CIM LIVE』の第4回を開いた。2023年度のBIM/CIM原則適用に向け、取り組みが多様化する中、最新事例が紹介された。セミナーには1000人を超える申し込みがあった。各講演のポイントをまとめた。 第4回では、国土交通省大臣官房技術調査課の諸橋亜美建設システム係長が「BIM/CIMの動向」について、土木研究所技術推進本部先端技術チームの森川博邦上席研究員が「ロボットを活用したインフラ点検における3次元モデルの活用」について紹介したほか、日本建設情報総合センター(JACIC)の尾澤卓思理事がシリーズ3回目となる「i-Conチャレンジ戦略~ICT活用による新現場力の構築~」について講演した。

大成建設:コンクリひび割れ画像解析・AI自動検出を付加・点検作業の時間短縮

By | 建設通信新聞 | No Comments

大成建設は、コンクリートのひび割れ画像解析技術「t・WAVE(ティー・ドット・ウェーブ)」にAI(人工知能)を用いた自動検出の機能を付加した。これまで多大な時間と費用を要していた点検作業のさらなる時間短縮とコスト削減を図ることが狙い。
同社は、2008年にウェーブレット変換(画像の中にある線状の特徴範囲を抽出するのに適した画像解析技術)を使ってコンクリート構造物のひび割れ画像を解析・評価する「t・WAVE」を開発し、これまで30件以上のインフラ構造物の点検業務に活用してきた。その技術の有用性を向上させる手段として、AIによるひび割れの自動検出機能を付加。実証を行った結果、人による目視作業をなくすことで、ひび割れ点検作業のさらなる時間短縮に成功した。

大林組・慶応大 リアルハプティクス:遠隔ロボで左官作業再現・厚さ1mm以下の精度実現

By | 建設通信新聞 | No Comments

大林組と慶応義塾大学グローバルリサーチインスティテュートハプティクス研究センターは、人間の触れた物の硬さや柔らかさ、力・位置変化を感じる“力触覚”を遠隔地のロボットで再現する「リアルハプティクス」を適用し、左官作業を再現する「建設技能作業再現システム」を開発した。厚さ1mm以下の精度でコテの動きを再現した。今後、数百㎞離れた遠隔地での再現作業を予定している。

日建設計と日本設計:構造解析・BIMデータ整合確認・効率化ツール無償公開

By | 建設通信新聞 | No Comments

日建設計と日本設計は、建築構造設計分野での情報交換のための標準フォーマット「ST-Bridge」を介して構造設計における解析データとBIMデータの整合確認を効率化するために共同開発したアプリケーション「STB-DiffChecker」を無償公開した。アプリケーションを使うことでデータの品質向上、業務の効率化を実現する。ソースコードを含めたすべての情報を無償公開し、業界内でのST-Bridgeによる整合確認の普及や、将来的な電子申請に向けた動きを模索していく。

日建連:『施工BIM手引き2020』・ワークフローを明確化・活用目的 7分類に整理

By | 建設通信新聞 | No Comments

日本建設業連合会建築生産委員会(蔦田守弘委員長)のIT推進部会BIM専門部会は、『施工BIMのスタイル-施工段階におけるBIMのワークフローに関する手引き2020』を作成した=写真。実績を重ねて多様化していく施工BIMの活用目的を体系的に整理し、その目的に合わせたワークフローを示しながら、作業上のポイントを解説。元請企業だけでなく、協力業者を含む関係者が施工BIMのメリットを享受することを目的とする。 日建連では、2014年11月に『施工BIMのスタイル-施工段階における元請と専門工事会社の連携手引き2014』を発刊した。当時は施工BIMが模索段階だったため、将来の方向性を打ち出すだけにとどまったが、新たな手引きではその後の浸透によって得られた知見と、『施工BIMのスタイル事例集2018』などを踏まえ、施工BIMの実効性をより高めるためのポイントなどを盛り込んでいる。