グローバルBIMは、BIM活用セミナー「with-COVID19 after-COVID19」をテーマにウェブセミナーを開催した。
【あらゆる場所からの“見え方”を一目で/厳密・正確な「可視率」が導く】
プロジェクトの推進にとってシミュレーションの重要性は言うまでもない。誰の目にもわかりやすく可視化された客観的なシミュレーションは計画の妥当性を裏付ける根拠や関係者の合意形成、場合によっては当初計画からの改善案の検討に役立つからだ。計画段階からものづくりを主体的に担っていくゼネコンにとって「解析技術の高度化」は大きな武器と言える。
【作業員配布スマホと連携も】
鹿島は、人・モノ・建設機械の位置や稼働状況と、気象・交通情報などの環境情報を一元表示できる統合管理システム「Field Browser」(フィールドブラウザ)を開発した。「新名神高速道路枚方工事」(大阪府枚方市、発注者=NEXCO西日本)など6現場で導入しているほか、今後は、資機材の現場内での位置・稼働状況を把握できる「K-Field」(ケイフィールド)や作業員に配布予定のスマートフォンとの連携も視野に、現場管理の標準システムとして展開する。
オーストラリアで毎年開催されているConstruction Innovation Forumが10月にオンライン開催されます。
今年は日本語通訳のストリームも計画されておりますので、以下より詳細をご確認下さい。
(チケット早期割引は2020年9月14日までです。)
日刊建設通信新聞社は、国土交通省が先導するBIM/CIMの最前線を通し、建設産業が進むべき3次元データ活用の方向性を探るウェブ講演『BIM/CIM LIVE』の第2回を10月2日午後1時30分から、ユーチューブにより無料配信します。
日本建設業経営協会中央技術研究所(深澤協三所長)のBIM研究会は、同研究会に参加する9社を対象としたBIM活用に関するアンケートの結果をまとめた。今回のアンケートは、研究会参加企業のBIMに関する取り組みの現状を把握するため、日本建築士事務所協会連合会(日事連)が実施した「建築士事務所のBIMとIT活用実態にかかわる調査報告書」と比較している。 BIMの導入状況によると、研究会は「導入済みで活用中」が約8割に達する。残りは「導入済みだが未活用(検討・研修中を含む)」のため、全企業が導入済みとなる。日事連は両方を合わせて3割強だった。ソフトウェアは両団体ともARCHICADが最も多く、Revitなどが続く。
Bentley SystemsのiTwinソフトウェア担当副社長、Pavan Emaniがお届けする、「デジタルフィードバックループ: How to Track Integrated Engineering Change in AEC Projectswithout the Heavy Lift」と題されたbSIウェビナーをご案内させて頂きます。
【サブスク契約で初月、30日間無料】
2019年10月に設立したスタートアップの「スキャン・エックス」(東京都新宿区、宮谷聡代表、ホン・トラン代表)は、3D点群データをオンライン上で高精度に分類・解析できるソフト「スキャン・エックスクラウド」の提供を17日から始める。サブスクリプション契約で、容量の重いデータから必要なデータを抽出し、スムーズに扱えるようにできる。初月は、キャンペーンとして30日間、無料で利用できる。 ICTを活用した土木工事などでは、最初に3Dスキャナーやドローンによるレーザー測量などで地形の3次元点群データを取得し、それをベースに設計などを進める。ただ、解析ソフトが高額な上、専門家でなければデータを扱いにくいという課題があるほか、データ容量が大きく高性能パソコンが必要になるなど作業環境が限られ、データ共有にも手間がかかる。
大成建設は、AI(人工知能)を活用した地震観測データの自動処理システムを開発した。AIを用いて、観測データに含まれる「ノイズ」を高精度に判別・除去することで、地震動の分析に要する労力やコストを低減。従来手法の半分程度の期間とコストで建物の耐震性能の評価に必要なデータを提供できる。今後、建物の耐震診断などに積極的に適用していく方針だ。
東急建設は、2018年10月に開業した中部国際空港の複合商業施設「FLIGHT OF DREAMS」内に、展示用の巨大な航空機を格納・固定する難工事に挑戦した様子を収めた動画をユーチューブで公開した。建物と機体の間はわずか数十cmしかなく、正確な現状把握と微少な誤差も許されない施工計画が求められたが、BIMを活用することでプロジェクトを成功に導いた。