鹿島は、次世代建設生産システム「A4CSEL」(クワッドアクセル)を導入している複数現場の建設機械を1拠点で一括管制する「遠隔集中管制システム」を確立した。
【超高精度なモデルをデータ連携/コストコントロール さらに進化】
U’s Factory(ユーズファクトリ、横浜市)が開発・提供するArchicadのアドオンソフト「BI For ArchiCAD(ビーアイフォーアーキキャド)」の導入企業が、大手・中堅ゼネコンから地域ゼネコンへ着実に広がっている。
土木研究所は、建設現場の生産性向上への貢献が期待される建設自律施工技術について、建設機械とソフトウェアの間でやり取りする制御信号の共通ルール案をまとめた。11月24-26日に茨城県つくば市で実施するデモンストレーションで初公開し、参加者の意見などを踏まえて内容を2021年度内に固める。共通ルールの利用が進めば、ゼネコンや建機メーカーが独自に取り組む建設自律施工技術の研究開発が加速化しそうだ。
BSI(英国規格協会)の日本法人「BSIグループジャパン」は、個人のBIM専門知識を証明する資格「BIM資格」の提供を始めた。
資格は、「BIMプロジェクトインフォメーション」と「BIMアセットインフォメーション」の2種類で、それぞれにプラクティショナー、プロフェッショナル、認証プロフェッショナルの3種類を設ける。取得希望者は、BIM基本研修、「ISO19650パート2」を学ぶプロジェクトデリバリーフェーズ研修、「BS1192パート4」を学ぶハンドオーバーインフォメーションエクスチェンジ研修を受講し、試験で合格すれば取得できる。
東京都財務局は19日、3次元データの情報利活用推進のための調査検討・支援業務委託の希望制指名競争入札を公告した。
【データベース化で生産性導く/ベテランの暗黙知をモデルに蓄積】
「自分たちの得をするBIM/CIMを突き詰めていく」と力を込めるのは、アサヒコンサルタント(鳥取市)で3次元チームリーダーを務める宮内芳維氏だ。建設コンサルタントの役割として「うわべだけの3次元モデリングではなく、しっかり生産性を導くことのできるデータベースとしてのモデルでなければ意味をなさない」と、BIM/CIMにおけるデータマネジメントの重要性を訴え、社内改革を推し進めている。
【国交省が年度末に基準策定/4社の技術を現場実証/中小建設業の生産性向上】
国土交通省は、中小建設業へのICT施工の普及拡大に向け、中小建設業が施工する小規模現場に適用可能なICT施工技術の技術基準を2021年度末に策定する。22年4月の適用開始を見据えている。現場や施工者の規模にかかわらず、誰でも気軽にICT施工を実施できる環境を整備し、建設業の生産性向上につなげる。技術基準の検討に当たり、4社の協力を得て小規模現場に対応したICT施工技術を6日に現場実証した。
国土交通省は5日、国や地方自治体、民間企業が保有する国土・経済活動・自然現象に関するデータを検索やダウンロードできる「国土交通データプラットフォーム」の連携対象データを拡充したと発表した。全国のボーリング結果などの国土地盤情報はこれまで連携済みだった約14万件から約25万件に、3D都市モデルのオープンデータ化事業「Project PLATEAU(プラトー)」によって整備された3D都市モデルは従前の28都市から56都市にそれぞれ拡充した。
Archicad 25の国内リリースにあわせて、Graphisoft Building Together Japan 2021生中継オンラインイベントを開催いたします。
Archicadユーザーの方々による講演に加えて、Graphisoftからの最新情報、そしてArchicad 25の国内初となるデモンストレーションを提供します。
スタジオからの生中継オンラインイベントとしての開催になりますので、イベント感をお楽しみいただけます。
名 称 | Building Together Japan 2021 |
主 催 | グラフィソフトジャパン株式会社(bSJダイヤモンドスポンサー) |
日 程 | 2021年10月20日(水) LIVEセッション 13:00~17:30 / 展示ブース 12:30~18:00 ※Online会場は12:30にオープンいたします。 |
参加費 | 無料(事前登録制) |
参加方法 | 事前にお申込みを行った上で開催日にイベントのウェブサイトにアクセスし、ログインしてご参加ください。 Online会場のURLならびにログイン情報については、お申込み後事務局よりメールにてご連絡します。 |
ゲスト講演:
標高700mでBIMをつかう
株式会社はりゅうウッドスタジオ
代表取締役
滑田 崇志 氏
・BIMをつかって良い建築をつくる
・BIMをつかって働き方をかえる
・実施設計の壁を超える
OPEN BIM プラットホームビルド
株式会社石本建築事務所
設計部門 建築グループ 兼 Digital Innovation Group(DIG)
菅原 雄一郎 氏
長田 純一 氏
みんなのためのBIM
前田建設工業株式会社
建築事業本部 ソリューション推進設計部長
綱川 隆司 氏
当社施設である「ICI総合センター」での取組を通じて、BIMが地域を含めた関係者間の合意形成からデジタルファブリケーションまで様々な領域で活用した事例をご説明します。
Archicad 25 製品デモンストレーション:
パネルディスカッション:
皆様のご参加心よりお待ち申し上げております。
【楽しむモデリングが出発点/敷居高くない 一歩踏み出して】
「わたしのように3次元の感動を得ることができれば、きっとBIM/CIMの理解も広がるはず」と語るのは美保テクノス(鳥取市)でICT推進室に所属する池田みゆきさん。3次元モデリング歴はまだ7年だが、社内で広がり始めたICT活用工事の支え役として現場の信頼は厚い。2023年度からのBIM/CIM原則化を背景に、地域建設業の3次元対応が拡大しつつある中で「3次元の敷居はそれほど高くない。ぜひ一歩踏み出してほしい」と呼び掛ける。